産後うつの対策は夫婦で協力

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた医学博士の けんぞう です。

今日も科学的根拠に基づいた精神疾患関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

産後うつは特別なものではありません。

出産した産婦の10人に1人が産後うつなるといわれているほど多くの産婦でみられます。

産後うつは、妊娠や分娩に伴うホルモンの変化などに、

出産の疲れ育児のストレスなどが加わっって原因となるのですが、産後うつの多くは自然に回復するものです。

しかし、対応を間違えるとうつ病に移行してしまうことも希ではないのです。

さらに、産後うつは妻だけの問題では夫婦で対策する必要があるのです。

パタニティブルーともいわれる夫の産後うつも珍しくなく、

産後うつから産後クライシスといわれる夫婦の崩壊に至って例も少なくないのです。

産後うつ対策には夫婦の協力が不可欠です。

 

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産後うつ対策は夫婦の問題

産後うつは珍しいものではなく、

出産を経た多くのママが経験します。

 

産後うつは出産後2週間に要注意だといわれます。

産後2週内に

  • 妊娠出産の疲れ
  • 不慣れな育児
  • 睡眠不足

などの不安や疲れがピークになることから、

産後うつの対策には出産後2週間の対応が重要なのです

 

詳しく読む ⇒ 産後うつは出産後2週間に要注意

 

産後うつは妻だけの問題ではなく、

最近は、

夫でもパタニティーブルーといわれる産後うつが多くみられ、

俳優の小栗旬さんはパタニティブルーになったことを告白しています。

 

詳しく読む ⇒ 小栗旬さんはパタニティーブルー

 

そして、出産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷え込んでしまい、

  産後うつ → 産後クライシス → 離婚

へと至ってしまう夫婦も多いのです。

 

詳しく読む ⇒ 産後うつ病は産後クライシスの原因

 

どうして産後うつがこんなに増えているのか?

背景には核家族化もあるといわれています。

 

かつては、家族の中には夫婦だけでなく出産を経験した、

  • お母さん
  • おばあちゃん

も一緒に暮らしており、

  • 育児の手助け
  • 育児のアドバイス

も多かったのですが、

 

最近では、夫婦だけの家庭が普通になっており、

  • 慣れない育児
  • 代わり手のない育児

と、妻だけでなく夫婦共々ストレスが高まっているのです。

 


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産後うつ対策は夫婦で産後うつを勉強

妊娠中は生まれてくる赤ちゃんへの期待で夫婦は希望も喜びも大きいのですが、

出産後は、

妻は、

  • 慣れない育児
  • 不定期な授乳
  • 炊事や洗濯

などで、

  • ストレス
  • 睡眠不足

でクタクタになってしまうのですが、

夫が、

  • 育児に非協力
  • 家事に非協力

だったりすると、

夫婦お互いへの不満が募り、

  • 産後うつ
  • 産後クライシス

に至ってしまうのです。

 

 

東京文京区の文教学院大学では、

夫婦で産後うつを知って対策をしてもらおうと、

  • 産後うつの予防啓発リーフレット「ママから笑顔がきえるとき」
  • 産後うつの予防啓発動画「ママから笑顔がきえるとき」

を作成し、無料で配布しています。

 

産後うつ対策は夫も協力して夫婦で話し合うことが大事です

 

リーフレットの申し込み ⇒  文京学院大学

 

ママだけでなく、パパにも!誰にでもおこりうる「産後うつ」の対策のために

 

文京学院大学は、

出産後の夫婦を支援する必要性に気づいてもらう目的でこのリーフレットや動画を作成したのです。
リーフレットは折りたたむと母子手帳に挟めるようになっており、

 

  • 7人~10人に1人が産後うつになる可能性があるとの基礎知識
  • 産婦は育児ができて当たり前という思い込みの注意点

 

などを紹介しています。

 

そして、

産後うつ対策では妊娠中から産後3カ月までの過ごし方を夫婦で計画する

ことを勧めています。

 

産後うつにならない心構えは、

  • 悩みを1人で抱え込まない
  • 夫婦でよく話し合う

ことが大事だと呼びかけています。

 

そして、

 

産後クライシスを予防するには夫婦間の思いやりが大事なのです。

 


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