産後うつ病になりやすい人はハーブティーで予防

出産後は急激なホルモンの変化により、分娩後の多くの女性がマタニティーブルーにおちいります。

マタニティーブルーは2週間くらいで自然に解消するのですが、

実は、マタニティーブルーから産後うつ病に移行してしまうヒトが非常に多いのです。

東京都の調べでは産後うつ病による自殺者も多く、社会問題になっています。

高知大学の研究グループは、産後うつ病になる女性には共通した特徴があることを発表しました。

  • 産後うつ病になりやすい人の特徴とは、、
  • 産後うつ病を予防するには、、

あなたも是非心得ておいてください。

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産後うつ病になりやすい人とは

分娩後には多くの産婦がマタニティーブルーに陥るのですが、これは分娩による急激なホルモンの変化によるものです、通常は2週間程度で自然に解消するものですから心配はありません。

しかし最近、マタニティーブルーから産後うつ病に移行してしまう人が増えているのです。

産後うつ病とは産後に現れるうつ症状のことで、マタニティーブルーとは異なるものです。

詳しく読む ⇒ マタニティーブルーと産後うつ病の違い

 

産後うつ病の発生時期や長さなどには個人差がありますが、通常、マタニティーブルーが収まる産後2~3週間頃から発症する人が多いようですが、産後3~4ヵ月も経過してからうつ症状が現れる人もいます。

日本産婦人学会の調べでは、産後うつ病で自殺する産婦が多いと社会問題になっています。

詳しく読む ⇒ 産後うつ病での自殺者が多い

 

高知大学の研究グループは、

産後うつ病になりやすい人にはある特徴があるとの研究論文を発表しました。

Preconception gynecological risk factors of postpartum depression among Japanese women: The Japan Environment and Children’s Study (JECS).

詳しく読む ⇒ コチラ

 

研究グループは環境省の「環境省の進める子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に参加した妊産婦を対象に、

 

  • アンケート調査に応じた全国の8万2,489人の妊産婦に、
  • 産後うつ病の自己評価を実施し、

その結果により、

  1. 産後うつ病の傾向があると判断された : 1万1,341人
  2. 産後うつ病の傾向はないと判断された : 7万1,148人

について、

  • 婦人科疾患の病歴を比較した

のです。

 

その結果、

産後うつ病の傾向がある人では産婦人科疾患の病歴がある人が多く

産後うつ病の発症リスクは、

  1. 子宮内膜症  : 1.27倍高い
  2. 不正子宮出血 : 1.21倍高い
  3. 月経困難症  : 1.13倍高い

ということが明らかになったのです。

 

研究グループは、

妊娠前の産婦人科疾患に伴うホルモンの変動が産後うつ病に影響している可能性がある

とコメントしています。

 

産後うつ病は早期発見が大事ですから、

マタニティーブルーが長引くと感じたら「産後うつ病の自己診断」などで自己診断することをオススメしますが、

 

妊娠前に子宮内膜症など婦人科疾患の病歴がある人では特に要注意です。


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ハーブティーで産後うつ病を予防

産後うつ病の原因には幾つかありますが、

  • 睡眠不足
  • 過労

も大きな原因です。

 

 

台湾の輔英科技大学の研究グループは、

産後うつ病の予防にはハーブティーが効果がある

という研究成果を発表しました。

Effects of an intervention with drinking chamomile tea on sleep quality and depression in sleep disturbed postnatal women: a randomized controlled trial.

詳しく読む ⇒ コチラ

 

研究グループは、

産後うつ病を予防するには睡眠の質を確保することは重要な問題である

として、催眠鎮静作用があるとして民間療法で広く使用されているカモミールの効果を調べたのです。

 

研究では、

  • 出産後の睡眠の質が悪い女性 : 80人

を対象に、

  1. 2週間カモミールティーを飲む群 : 40人
  2. カモミールティーを飲まない群 : 40人

に分けて、

  • エジンバラ産後うつ病スケール

で評価したのです。

 

その結果、

カモミールティーを飲んだ群では、

  1. 睡眠の質が改善
  2. うつ症状が低い

ということが明らかになったのです。

研究グループは、産後うつ病や睡眠問題を軽減する手段としてカモミールティーが有効だとしていますが、カモミールティーの効果は短期的なものだと示唆しています。

 

産後うつ病を予防するには、

 

  1. 完璧にやろうとしない
  2. 睡眠時間を確保する
  3. 育児本を参考にしすぎない

ということが大切で、

産後うつの予防はおおらかに構えることが大切

ということです。

 

産後うつに良い食べ物として女性ホルモン作用が有る「大豆」があげられますが、

更年期うつ病には寝る前のヨガが有効ともいわれていますから、

  • 寝る前のヨガ
  • 寝る前のハーブティー

を試してみたらいかがでしょうか?


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