うつ病と生理前症候群(PMS,PMDD)との違い

生理の前には体調的にも気分的にも非常に調子が悪くなる女性が多いものです。

生理前になると、

  • 肌が荒れる
  • 体がむくむ

などの、体の変調に加え、

  • イライラする
  • 集中できない

などの精神的な変調を感じる女性が多いのです。

このような生理前の変化はPMSといわれる、生理的な変化でもあるのですが、

PMDDといわれる生理前の変調では、

  1. 強いうつ症状
  2. 不安感
  3. 絶望感

などの精神的な変調が強く、うつ病と間違われることも多いのです。

PMD、PMDDとはどんな症候群で、どうすれば防ぐことが出来るのでしょうか?。

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最近よく耳にするPMSやPMDDは女性特有な、月経前に見られる症状です。

PMSやPMDDも病気ではありませんが、

  • イライラしたり
  • 気分が落ち込んだり

と、うつ病と勘違いして精神科や心療内科を受診し、抗うつ薬や精神安定剤剤などの向精神薬を処方される女性も多いと言われます。

また、

PMDDの女性はうつ病になりやすいとの報告もあり、閉経前の女性はPMSやPMDDの正しい知識を持つべきなのです。

PMS(月経前症候群)とは

PMSとは、Premenstrual Syndromeの略で、月経前症候群と呼ばれています。

生理前にみられるさまざまな不快症状、

  • 下腹部痛
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 乳房痛
  • 肌荒れ
  • 体のむくみ

などの身体的症状だけでなく、

  • イライラしやすい
  • 怒りっぽい
  • 注意力の散漫
  • 不眠
  • 情緒不安定

などの精神的症状など、

をPMS(月経前症候群)というのです。
日本産科婦人科学会では、

PMSは、月経前3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経の発来とともに減退ないしは消失するもの

と定義しています。

一般的には、生理の1~2週間前から症状が現れ、生理が始まると消失するか軽くなる人がほとんどで、高年期前の生理のある女性の9割以上で程度の差はあるもののPMSを発症するとも言われています。


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PMDD(月経前不快気分障害)とは

PMDDは、Premenstrual Dysphoric Disorderの略で、日本語では月経前不快気分障害や月経前不機嫌性障害などと呼ばれます。

PMDDは、高年期前の月経がある女性の3~8%程度で見られるといわれ、

PMSの症状の中の、

  • 精神的な症状が非常に強い
  • 日常生活に支障が出る

というのが、PMDDの症状です。

すなわち、

PMSよりも精神的症状が強く日常生活が困難な状態

だということです。

具体的には、

  1. 感情の制御ができない
  2. 理由もなく悲しみや絶望感に襲われ涙が止まらない
  3. 他人に対して言動が攻撃的になる

などの症状が見られ、

自分自身が苦しいだけでなく、相手にも不快感を与え、さらには、自責の念にかられて抑うつ感が増してしまうことも少なくないのです。

PMDDはうつ病と間違われやすい

PMDDも月経がはじまってから数日後には消失てしまうのが普通ですが、

しかし、

月経の1、2週間前から始まり、月経の終了後まで精神症状が継続する人もいるのです。

生理前症候群といわれるPMSはうつ病てゃちがいますがPMDDになる人はうつ病になりやすいそうです

PMDDでは、

  1. 強いうつ症状
  2. 不安感
  3. 絶望感

などがみられ、

  • 感情をコントロールできない
  • ひどい暴言を吐く
  • 暴力的になる
  • 無気力になる

などや、

  • 過食
  • 過眠
  • 不眠

も見られることも少なくなく、

うつ病と間違われてしまうことも少なくないのですが、うつ病とは異なるのです。

PMDDの診断基準

DSM-IVにおけるPMDDの定義(研究用基準案)では、下記の項目が5つ以上あればPMDDが疑われます。

  1. 抑うつ気分、絶望感、自己嫌悪感がある
  2. 不安や緊張を感じる
  3. 情緒が不安定で突然に悲しくなったり涙もろくなる
  4. 怒りやすく対人関係で問題が起きる
  5. 仕事、学校、趣味などに対する興味がなくなる
  6. 集中できない
  7. 疲れやすく気力が低下する
  8. 食欲の低下や過食になる
  9. 過眠や不眠になる
  10. 精神のコントロールが出来ない
  11. 筋肉痛、頭痛、むくみや体重増加がある

PMSは女性特有の生理的な症候群といえますが、PMDDの女性はうつ病を発症しやすいという研究報告もあり、

PMDDの兆候があれば専門医を受診すべきと思われます。

 

比較すべきDSM-Vのうつ病の診断基準はコチラですが、

PMSもPMDDも、月経の2週間前頃に始まり月経が始まると治まるのが特徴ですから、セルフチェックする場合には、その期間におこなってください。

PMSやPMDDの対処法

PMSやPMDDが起こる確かな原因は未だにわかっていません。

しかし、

排卵、月経に伴う女性ホルモンバランスの変化が影響していることは間違いありません。

PMSやPMDDの症状を緩和させるには、女性ホルモンのバランスを整える作用がある、

  • イソフラボン
  • ビタミンB6
  • 亜鉛

などを摂ることです。

 

イソフラボンは、大豆に含まれ、植物性女性ホルモンといわれるように、女性ホルモンの作用を持っています。

イソフラボン

さらに、

イソフラボンは体内で代謝され、さらに強いエクオールという物質に変わり、エクオールは女性ホルモンの乱れによるさまざまな症状を緩和させるように働くと考えられています。

エクオール2

 

大豆を良く食べる人ではエクオールを作れる人が50%もいましたが、大豆をあまり食べない人ではエクオールを作れる人が24%しかおらず、大豆を食べる頻度が高くなるとエクオールを作れる割合が増すことが知られています。

エクオール

しかし、

 日本人の2人に1人はイソフラボンを体内でエクオールに変換できない

という研究報告もあります。

 

さらに、

PMSが軽い女性はPMSが重い女性よりもエクオールへの変換が高かった

という調査結果があり、

エクオールはPMSやPMDDの緩和に有効ではないかと期待されているのです。

PMSやPMDDの症状が重い人は、

  • 婦人科でホルモン薬の処方
  • 精神科で抗うつ薬の処方

なども考える必要がありますが、

サプリメントの活用という方法もあります。

エクオール

 

 

  • 月経のある女性の約50〜70%がPMS症状に悩み、
  • PMS症状のある人の約5%がPMDD症状で悩んでいる

健康な女性においては、月経は毎月のことですから、ちょと我慢すれば良いというわけにはいきません。

そして、PMDDは、PMS(月経前症候群)に比べると発症する人は少ないのですが、毎月、症状がでるようでしたら早めの受診をおすすめします。

根本的な原因を解明し、適切な治療を受ければ数ヶ月で治るといわれています。


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月経前に精神的な負担、精神症状が強く出る病気のことをPMDD(月経前不快気分障害)と言います。うつ病と間違われやすいので注意しましょう。

PMDDの場合、症状があらわれる生理前の時期以外では問題なく生活できる方でも、生理前になると攻撃的、暴力的になる、あるいは重度の抑うつ感からや自殺願望や自傷行為を引き起こしてしまうことがあります。

“PMDD症状”をセルフチェック

PMS(月経前症候群)もPMDD(月経前不快気分障害)も、生理前2週間以内にはじまり生理がくると数日で治まるのが特徴です。セルフチェックする際は、判断期間に注意してください。

 

 

生理前のうつの原因

脳内には、セロトニンという神経伝達物質があります。セロトニンは別名「幸せホルモン」ともいわれ、精神の安定に関わっています。
生理前になると、黄体ホルモンの分泌量が増え、卵胞ホルモンの分泌量が減少します。このとき、セロトニンも一緒になって減少していきます。そのため、脳内の神経伝達物質のバランスが不安定になり、うつ症状がでると考えられます。
PMSによる生理前のうつ症状は、生理が始まると黄体ホルモンが減少するため消失します。もしうつ病であれば、生理周期に関係なく、生理開始後も症状は続きます。
PMSと「気分障害」の違い

生理前にうつ症状が出る場合は、「気分障害」(PODD)である可能性もあります。PODDの精神症状はPMSよりも強く出るのが特徴です。また、生理が始まると、PMSでは精神症状が消失しますが、PMDDは生理が始まっても、まだ何となく気分がすぐれないといった感じが続きます。
PMDDについて、詳しくは『「PMDD」(月経前不快気分障害)って、何?』をご参照ください。

生理前のうつを乗り切る方法

セロトニンの減少が、うつ症状をひき起こすといわれています。生理前になってもうつ症状が出ないようにするには、なるべくセロトニンの量を減らさないようにすることが効果的と考えられます。以下にその方法を紹介します。
朝の太陽の光を浴びる人間の体は、夜になるとメラトニンという睡眠ホルモンが分必され、就眠体勢になります。このとき、セロトニンの分泌は低下しています。朝になって太陽の光を浴びると、メラトニンの分泌は減少。かわってセロトニンの分泌が増加します。つまり、太陽の光がセロトニンを活性化させるのです。
セロトニンの分泌が減少する生理前は、朝の太陽の光をしっかり浴びて、セロトニンを増やすようにするとよいでしょう。
有酸素運動体を適度に動かすことは、セロトニンを増やすといわれています。エアロビクス、ウォーキング、ヨガなどのような有酸素運動を取り入れてみましょう。ゆっくりとした深呼吸を行うだけでも効果的です。
腸内環境を整える体内のセロトニンはほとんど腸でつくられ、また、セロトニンの材料を脳内に運び込むためにも、腸内細菌が関わっていることがわかってきました。そのため、腸内環境が悪くなると、脳内のセロトニンが減少するといわれています。
腸内環境を整えるためには、食物繊維を多く含んだ食品やヨーグルトなど、善玉菌を増やす食品をとるよう心がけましょう。
トリプトファンを含む食材をとるセロトニンの材料となるトリプトファンを含む食材をとることも効果的です。トリプトファンは乳製品、ナッツ、バナナなどに多く含まれます。

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