うつ病かもしれない7つのサイン

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた医学博士の けんぞう です。

今日も科学的根拠に基づいた精神疾患関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

うつ病の診断では、

  • 高血圧における血圧
  • 糖尿病における血糖値

のような客観的な診断の基準がないため、

アメリカ精神学会の精神障害の診断と統計マニュアル第5版(DSM-Ⅴ)による問診が、うつ病の診断基準とされています。

これは、

  • 悲しみ
  • 空虚感
  • 絶望感
  • 、、、

などについての9つの項目について5項目以上が、

とんど一日中、毎日のように感じていれる

とされればうつ病だと診断されるのです。

 

しかし、その日の調子、医者との受け答え、医者の経験の有無、などで間違って診断されることも少なくないのです。

うつ病診断の7つのサイン

アメリカのニュースサイトでは、

うつ病の兆候としてみられる7つのサイン

をあげています。

最近当てはまるサインが多いのなら専門医に相談した方が良いかもしれません。

 

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うつ病かもしれない7つのサイン

アメリカの大手ニュースサイトであるメンタル・フロスは、

うつは悲しい落ち込んだ気分になるだけではなく、

自分では気づかないいろいろな症状が静かに忍び寄ってくるものだとして、

うつである可能性が高い7つのサイン

を挙げています。

 

7 Common Symptoms That Can Be Signs of Depression

There’s a lot more to depression than feeling really, really sad. Sneaky symptoms like insomnia and grouchiness creep in so gradually that many people don’t even realize they’re depressed. Take a look at the symptoms below: They’re not exclusive to depression, but if you can check off several on the list, it might be time to talk to your doctor. Depression is very treatable.

 

詳しく読む ⇒ 原著論文

 

これらのサインは、うつだけのものではないが、もし数多く当てはまるのであれば、

専門医に診て貰った方が良いとすすめています。

 

うつ病では心配な事を少しでも減らしていくことが回復の近道だからです。

 

その7つのサインとは下に示したものですが、

 

以前からそのような性格だった、気質だったという人は当てはまりません。

以前はそうでなかったのに、最近はそうなってしまった、、、というような場合のみに適応されるサインなのです。

 


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1)Everything is hard : 全てが面倒

実行機能障害(または遂行機能障害)とは脳に住む小さな皇帝を示す専門用語で、無意識にできないときや集中しなければならないときに作動する。

うつは実行機能不全を起こす。洗濯やら電話への返信やら、日々の様々な事柄を実行するよう自分自身をなかなか説得できなくなる。こまごまとした用事が溜まっていたら、もしかしたらうつのせいかもしれない。もともとルーズなタイプなら、性格的なものなのでうつとは関係ない。

 

2)Everything is boring : 全てがつまらない

うつ病における感情が色あせてしまったような状態です。

友達との会話、好きだったテレビ番組までが色あせてつまらないものになってしまいます。

快感の喪失はうつ病の一般的な症状で、今まであなたを生き生きとさせていたことが、つまらないものに感じてしまいます。

 

3)Everyone is annoying : 全てが気に入らない

何もかにもが嫌で、誰も彼もが気に入らなく感じてしまいます。

このような苛立ちは快感喪失と同じように、うつ病では一般的に見られる症状ですが、あまり知られていないのです。

何もかにもが嫌で、誰も彼もが気に入らなく感じてしまうため、人を遠ざけ、孤立してしまうことになってしまうこともあります。

苛立ちの症状のあるうつ病は、一般的なうつ病とは少し異なる、重度なうつ病だといわれます。

ただし、切れやすいが、のあるうつは別の、より重度の亜型であるという。

もともとキレやすい人の場合はこれとは別です。

 

4) Your clothes don’t fit like they used to : 服が合わなくなった

うつは体と食べ物との関係にも多くの影響を与えます。

食欲不振と食欲減退によって食べ物への関心が薄れることと相まって、実行機能障害により、食料の買い物が億劫になってしまいます。

一方では、食べることで癒やしを感じるうつ病患者もいるのです。

炭水化物と脂肪はつかの間であるもののストレスを解消して気分を和らげてくれるのです。

それ以外にも、うつの原因になる病気により体重の増減がみられることもあります。

 

5)Your hair is greasy : 髪がベタベタする

快感喪失、実行機能障害、孤立化などによって風呂に入るのが面倒になることもあります。

安定した気持ちの時であれば、たまには、清潔な生活から脱線することで解放感を感じることもできるのですが、

清潔に関する感覚が麻痺し、4日間も着替えをしないというのであれば病的だといわざるを得ません。

 

6)You can’t sleep or stop sleeping : 眠れない、眠い

よく眠れない、ああるいは、眠くてたまらない、というのは、

うつ病のサインだったり、またはうつ病の原因だったりします。

うつ病になると眠れなくなり、神経が疲労します。

あるいは、よく眠ったはずなのに、疲れが取れず倦怠感を感じることもあります。

自分の睡眠習慣と体調を確認してみてください。

気づかないうちに睡眠習慣が変わったりしていませんか?。

 

7)Everything hurts : なにもかも痛い

うつと痛みの関係は非常に複雑です。

慢性的に痛みを感じている人はうつ病のリスクが高いでしょう。

常に痛みがあると、制限されていたり、とらわれているように感じてしまうのです。

さらに、うつ病は痛みに対する脳の感度を高め、さらに悪い状態に導いてしまいます。

抗うつ薬が痛みを軽減することは良く知られており、慢性の疼痛には抗うつ薬を用いることがあります。

そして、痛みを和らげることがうつ症状の回復に役立ちます。

 

 

いかがでしたでしょか?

このサインがあると必ずしもうつ病だというわけではありません。

しかし、

いくつか当てはまるサインがあるなら、うつ病の可能性もあるのです。

 

うつ病は早期治療が第一ですから、数多くこのサインがあれば、専門医に相談してみてはいかがでしょうか?。

 


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