うつ病と貧血の症状の違い

うつ病と貧血の症状の違いをご存じですか?。

うつ病と貧血の症状は非常に似ているため、よく間違われることも多いそうです。

 

うつ病と貧血の症状は似ている

うつ病は貧血の症状とよく似ています。

貧血とは、鉄分が不足して体に充分酸素が行き渡らない病気ですが、心の病気であるうつ病と非常に症状が似ているのです。

体がだるいからと内科の診察を受けて貧血と診断され、うつ病を見逃すこともあるし、逆に、貧血がうつ病だと間違われてしまうこともあるのだそうです。

貧血の症状とうつの症状の違いがわかっていれば、ある程度は自分で判断することができるのですが、うつ病と貧血の代表的な症状を見てみましょう。

うつ病 貧血
1 疲れやすくなる 疲れやすくなる
2 首や肩がこる 肩がこる
3 寝つきが悪くなる 寝起きが悪くなる
4 頭痛が起きる 頭痛が起きる
5 だるくなる だるくなる
6 意欲が低下する めまいがする
7 やる気が起きない 吐き気がする
8 興味が湧かない 集中力が低下する

うつ病と貧血の代表的な症状をいくつか並べてみました。

いかがでしょうか?

共通する症状がたくさんあることにお気づきだと思います。

また、うつ病の特徴的症状である、

  • やる気が起きない
  • 興味が湧かない

という症状も、言葉は違っていても、

貧血の、

  • だるくなる
  • 集中力が低下する

と、体で感じると症状としては同じようなものです。

貧血が進むと、酸素不足により、「動悸や息切れ」が起きるのですが、うつ病においても交感神経が興奮するために、動悸や息切れがおきやすいのです。

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うつ病と貧血の症状を見分ける

女性では毎月の生理による出血で約17mgの鉄分を失うと言われています。

また、妊娠中には胎児のために多くの鉄分が必要になりますし、分娩よる出血では鉄分が喪失します。

若い女性ではダイエットなどによる栄養の偏りで鉄分不足になることも多く、

20~50歳の女性の65%では貧血症状がある

といわれています。

うつ病においては、

女性は男性よりも2倍、うつ病になりやすい

ことが分かっていますから、女性では一層、うつ病と貧血の症状の見分けが大事なのです。

うつ病の症状の特徴は興味の喪失

うつ病と貧血は症状がとても似ているのですが、

 決定的な違いは「気分」です

うつ病では、

  1. 今まで楽しく続けて来た趣味がつまらなくなった
  2. 今まで楽しく取り組んできたのにやる気がしない

ということ多くの場合みられるのです。

さらに、

テレビのお笑い番組を見ても楽しく感じられず、笑いを忘れてしまったようです、、、。

そこで、趣味や娯楽など、楽しいことに手を出してみたり、面白いテレビ番組て笑えたりするなら、うつ病の可能性は低いといえます。

詳しく見る ⇒ うつ病のお薦めの自己診断サイト

 

貧血の診断は医療機関で

やる気が出なくても、食事後には少し減気になる、、というのであれば貧血かも知れませんが、貧血の診断は医療機関における血液検査が確実です。

鉄分が不足すると、赤血球の成分の1つで血色素といわれるヘモグロビン(Hb)が作られなくなるため、血液中のヘモグロビンの量を測定します。

  • 男性 :  13.1~16.6g/dL
  • 女性 :  12.1~14.6g/dL

が正常値です。

 


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貧血からうつ病を併発することが多い

内科の検査で貧血と診断され、「うつ病じゃじゃなかった!」と喜んでばかりいてはいけません。

内科で貧血と診断されても、精神科、心療内科に行くとうつ病と診断されることが多いです。

貧血とうつ病を同時に併発していることも多いし、貧血からうつ病を発症することもあるのです。

貧血だったと油断は禁物なのです。

貧血からうつ病を併発することも多い

鉄が不足すると、

  1. やる気がでない
  2. 喜びを感じない
  3. 感情が不安定

などの精神的な症状が出ることが多いのです。

貧血になるとヘモグロビンが減少するため酸素が充分に体に行きわたらなくなり、脳も酸素が不充分な状態になるため、脳の機能が低下し精神的な疾患に陥りやすくなってしまうのです。

 

鉄分は神経伝達物質に重要

鉄分不足を解消することによって、うつ病、パニック障害など多くの精神疾患が改善することは多くの論文でも報告されています。

鉄分は、神経伝達物質である、

  1. ドーパミン
  2. ノルアドレナリン
  3. セロトニン

などを作る過程でで、「補酵素」との機能をはたしているので、鉄分が不足すと、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンが充分に作れなくなり、うつ病やパニック障害などの精神症状をきたす疾患の原因になるのです。

  • セロトニン : 心を安定させる神経伝達物質
  • ノルアドレナリン : やる気をだす神経伝達物質
  • ドーパミン : 心を安らかに楽しくする神経伝達物質

です。

精神科や心療内科では鉄の不足まで診断しないことも多いようです。

貧血だと診断されたら、積極的に鉄分を補給し、精神疾患に至らないように努力する必要があるのです。

 

鉄分を補給してうつ病を予防する

鉄分が精神疾患に重要なことは以前にも書きましたが読んでくださったでしょうか。

詳しく見る ⇒ 心療内科に行く前に食事を変えなさい を買いました

でも紹介しましたように、

「心療内科に行く前に食事を変えなさい」の著者である姫野医師は、

 心療内科の患者さんの99%は「栄養不足」に陥っている

と述べ、

不足している栄養素として、。

  1. 鉄不足タイプ
  2. ビタミンB群不足タイプ
  3. 蛋白質不足タイプ
  4. カルシウム不足タイプ
  5. 低血糖タイプ

の5タイプを挙げ、

鉄分の不足は精神疾患の原因になっていうと説いています。

 

鉄分には2種類ある

栄養素としての鉄分には、

  1. ヘム鉄
  2. 非ヘム鉄

の2種類があります。

  • ヘム鉄 : 肉類、魚類、貝類に含まれる
  • 非ヘム鉄 : 野菜、乳製品に含まれる

肉類、魚類、貝類に含まれるヘム鉄は、腸でそのまま吸収されるため吸収率が高く(10~20%)、非ヘム鉄に比べて5~10倍も吸収率が高いと言われています。

ヘム鉄は3価鉄と言われ、一緒に摂取した食品の影響を受けずに吸収され、非ヘム鉄の吸収を助ける働きもあります。

一方、非ヘム鉄は野菜や乳製品に含まれ、3価鉄といわれますが、そのままではほとんど吸収されず(1~6%)、ヘム鉄である2価鉄に変えられて吸収されるのです。

 

野菜や乳製品の非ヘム鉄をヘム鉄に変えるには

鉄分が多いとしてせっかく野菜や乳製品を摂っても吸収が悪くては意味がありません。

 

野菜や乳製品の非ヘム鉄を吸収されやすいヘム鉄に変えるのは、

ビタミンCです

ビタミンCは、3価鉄を、吸収しやすい2価鉄に変えるため非ヘム鉄の吸収が良くなるのです。

平均的な食事内容における鉄分の85%は非ヘム鉄ですから、鉄分の不足を解消するためには、

非ヘム鉄の吸収率を上げることが重要

なのです。

しかし、カルシウム、リン酸、シュウ酸(ほうれん草、長ねぎ、タピオカなど)、タンニン酸(緑茶、紅茶、コーヒー、赤ワインなど)

などは、鉄分の吸収を阻害しますから、

ほうれん草、長ねぎ、タピオカなどのシュウ酸を含むものや、緑茶、紅茶、コーヒー、赤ワインなどのタンニン酸を含むものは、鉄分を補給する食事では要注意です。

 

お薦めは、

アーモンド

アーモンドは、貧血予防や貧血改善に効果があり、鉄分をはじめ、カルシウム、亜鉛、マグネシウムも豊富に含まれています。

ビタミンEや、オレイン酸、リノール酸も豊富に含まれ、不飽和脂肪酸であるオレイン酸やリノール酸、特にオメガ3脂肪酸が豊富に含まれ、オメガ3は精神疾患に大きく関与していることも分かってきました。

詳しく見る ⇒ クルミはうつ病に良い成分が多い

 

ただし、

アーモンドはカロリーが高いで食べ過ぎにはご注意ください。

 


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