うつ病に言ってはいけないこと7つ

うつ病の患者に「言ってはいけないこと」という記事をよく見かけます。

それは、うつ病の患者が感じた「言って欲しくないこと」なのでしょうか?

  • うつ病患者の周りの人が「言ってはいけないこと」
  • うつ病患者が「言って欲しくないこと」

は同じなのでしょうか?

うつ病患者にいってはいけないこ7つの言葉があるそうですが、

ついつい言ってしまいそうな言葉ばかりのような気がします。

あなたはご存じですか?

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うつ病患者に言ってはいけないことはあるのか?

日本には、うつ病に苦しんでいる人は100万人を超すといわれています。

この数字は、受診したうつ病の患者数ですから、まだ医療機関の受診を受けておらず、独りで苦しんでいる人を含めればさらに大きな数字になります。

うつ病に悩んでいる人には周囲のサポートも重要です。

うつ病の人をいつまでも休ませておくと回復が停滞してしまうと言われています。

症状が和らいできたら、徐々に励まし、活動を促すことが必要なのです。

うつ病に禁句があるのか

しかし、

 うつ病には言ってはいけない禁句がある

とも言われています。

7つのうつ病患者にに言ってはいけないことをご存じですか?

その一つは、

  • 頑張れ

であり、れはうつ病の人に最も言ってはいけない言葉だといわれています。

かといって、

  • 辛いよね、わかるわ

というのは、うつ病患者が一番言われたくない言葉だとも言われます。

 

  1. 回復するまで放っておいてはダメ
  2. 励ましてはイケナイ

 

うつ病になったときには、

  1. 辛いことを吐き出したり
  2. 親しい誰かに打ち明けたりする

ことが大切で、人と話すことが解決につながるということも良く言われています。

うつ病の人と接するときには、接し方、言葉遣いが重要なのです。

うつ病の友人に言ってはいけない7つのこと

アイルランドの情報サイト「Lovin Dublin」に、

『7 Really Shit Things Not To Say To Your Depressed Friend – Ever』

という記事が掲載されています。

日本語にすれば、

「うつ病の友人に本当に言ってはいけない7つのこと」

ということでしょうか。

詳しく見る ⇒ 詳しく見る(英文)

 

北欧ではうつ病の患者が多いのですが、アイルランドも非常にうつ病の患者が多い国で、うつ病患者が40万人もいると言われています。

アイルランドの人口は460万人程度ですから、約1割の人がうつ病に罹患しているのです。

北欧にうつ病患者が多いのは、日照時間が少ないからだと言われています。

日本でも、冬にうつ病になる人が多いのですが、冬にうつ病が多いのは日照時間が短いことと関係しているのです。

 

うつ病の友人に言ってはいけないこと7つ

Lovin Dublinのサイトでは、

「うつ病の友人に言ってはいけないこと7つ」として、次のことを挙げています。

7 Really Shit Things Not To Say To Your Depressed Friend – Ever

1.  Sure, what have you got to be depressed about?

2.  Ah, we all have weeks where we feel down – don’t worry!

3. Have you tried going for a nice walk?

4.  Are you not afraid you’ll get addicted?

5.  I think having a positive mindset helps!

6. I know this amazing homeopathist / reiki healer…

7.  My friend tried this great thing…

だと述べられています。

日本語にすると、

  1. どうしてうつ病になったの?
  2. 誰でも落ち込むことがあるよ、気にしない方が良いよ!
  3. 外出しようと試みた?
  4. 薬の依存症は怖くないの?
  5. 物事をポジティブに考えれば良いよ!
  6. 良い専門医を知っているよ!
  7. 凄いことをやった友達が居るよ!

ということでしょうか。


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どうしてうつ病では7つのことを言ってはいけないのか

うつ病の友人に言ってはいけないことは、

  1. どうしてうつ病になったの?
  2. 誰でも落ち込むことがあるよ、気にしない方が良いよ!
  3. 外出しようと試みた?
  4. 薬の依存症は怖くないの?
  5. 物事をポジティブに考えれば良いよ!
  6. 良い専門医を知っているよ!
  7. 凄いことをやった友達が居るよ!

だとしていますが、どうしてなのでしょうか?。

その理由は、次のように述べています。

1. どうしてうつ病になったの?
Sure, what have you got to be depressed about?’

You’re grand! Everything’s grand. これは、アイルランドの母親が良く言う言葉だそうです。

あなたは強い子よ!、何でも上手くできる子よ!、「どうしてうつ病になんかになちゃったの?」。

うつ病になった原因など本人にも良く分かるはずはありません。

もし分かっていたとしても、答えにくいものなのです。

うつ病になった原因を追求することは、相手を追い詰め、罪悪感に陥らせてしまうこともあるのです。

誰もが納得するような理由がないときには、このような質問は控えましょう。

2. 誰でも落ち込むことがあるよ、気にしない方が良いよ!
Ah, we all have weeks where we feel down – don’t worry!

これは真実です。

誰でも落ち込むことはあります。

しかし、

落ち込みとうつ病は一緒ではないのです。

しかし、あなたの友達が「辛い思いをしている」ことを度々話すのであれば、無視することよりは良いでしょう。

重要なことは、辛い気分がどれくらい長く続いているかを聞くことで、もし2週間以上であれば、専門医を受診することを薦めるべきでしょう。

3. 外出しようと試みた?
Have you tried going for a nice walk?’

これは言葉の暴力に過ぎません。

溺れかけている人に、泳いでみた?、と聞くようなものです。

彼らは、泣くのが忙しくて外に行く時間が無かったとしか答えられないでしょう。

4. 薬の依存症は怖くないの?
Are you not afraid you’ll get addicted?

足を骨折した人が全員、足に金具を入れているわけではないように、うつ病の人が全て、薬物を服用しているわけではありません。

しかし、うつ病の治療薬を飲んでいる人に、依存性などの危険性を教えるよりは、治療薬を飲んで早く回復した方が良いと治療薬の服薬を薦める方がはるかに良いのです。

5. 物事をポジティブに考えれば良いよ!
I think having a positive mindset helps!

 

うつ病は悲観的だからなるわけではありません。

この意見を言いたいと思っても、口を閉じて堪えて下さい。

うつ病の原因は、悲観的な考えだけでなく、ストレス、環境変化、脳の神経伝達物質など様々な要因が複雑に絡んで起きるので、原因がひとつだけではありません。

6. 良い専門医を知っているよ!
I know this amazing homeopathist / reiki healer…

医療機関を受診しましょう。

できれば医師・カウンセラーなどの専門家が、チームで対応してくれる医療機関が理想的です。

7. 凄いことをやった友達が居るよ!
My friend tried this great thing…

同じようにうつ病で苦しんだ人の話を聞くことは参考になることですが、うつ病で落ち込んでいる人にとっては、あなたと話そうとすることが全てで、医者やカウンセラーでないあなたからその様なことを聞きたいとは思っていないのです。

うつ病の人はあなたに問題を解決してもらおうとは考えていないのです。

というより、情報量の多さに圧倒されてしまっており、あなたとはただ話をしたいだけなのです。

相手を多くの情報で疲れさせるよりは、お茶を飲みながら話を聞いてあげ、ホントにそれって最低よね!、あなたはとても辛い思いをしているのね、、と共感して上げれば良いのです。

 

いかがでしょうか。

ついつい、言ってしまいそうな言葉ばかりのような気がします。

うつ病の回復には、多くの人とのコミニュケーションが必要なことは明らかなのですが、

 

重要なことは、

聞いてあげることです。

アドバイスする必要はないのです。

 

あなたは、うつ病の専門医でもないし、彼らの主治医ではないのです

 

これは、うつ病の友人に対してだけでのことではなく、

あなたの家族や伴侶がうつ病になったときでも同じことです。

 

彼らは、あなたにドバイスを求めているのではないのです。

彼らは、あなたに話を聞いて欲しいのです。

 

このLovin Dublinのサイトの、7 Really Shit Things Not To Say To Your Depressed Friend – Ever の記事には多くの書き込みがありました。

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  • この記事はうつ病を経験した人が書いたに違いない

などですが、この記事があなたにも参考になれば幸いです。


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