不安で心配なことをいつまでも考えない

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた医学博士の けんぞう です。

今日も科学的根拠に基づいた精神疾患関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

先日ご紹介した、

薬を使わず自分のうつを治した精神科医だという宮島賢也氏は、

うつ病になる人は特有の「うつになる考え方」をもっています

と述べています。

 

詳しく見る ⇒ 食事を変えればうつ病が治る

うつの大きな原因はストレスであり、

  • ストレスをどう受け止めるか
  • ストレスをどう解消するか

ということがうつに陥らないために非常に大切なことなのです。

そのトレーニングとして、

マインドフィルネスがうつ病に有効

なことが最近の研究で明らかになってきているのですが、

先日読んだ「歩行禅のすすめ」という本には非常に共感しました。

不安に強い人は「考えない」を習慣にしている

というのです。

歩行禅は有酸素運動のウォーキングとマインドフルネスと同じような瞑想を組み合わせたものですが、

うつ病の症状が軽減し前向きな気持ちになることができるのです。

 

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歩行禅でうつ症状を改善しよう

私がおすすめする本は、

「歩くだけで不調が消える 歩行禅のすすめ」

という本です。

 

歩行禅でうつ病を改善
この本を書いたのは、

塩沼亮潤さんといわれる金峯山修験本宗の僧侶で、1999年9月に金峯山史上で2人目の千日回峰行を達成された方です。

 

大峰千日回峰行というのは、

奈良県の吉野山の大峯山周辺を、1日48kmの山道を歩く生活を1000日間継続して行う修行です。

1日に16時間かけて48kmを歩くのですが、冬は雪で山が閉ざされるため、およそ9年もかかり、1300年の間に2名しか満行していないという荒行なのです。

 

塩沼 亮潤氏は、

歩きながら心を整える「歩行禅」をすすめているのです。

内容は、

  1. 生きるうえでの苦労を半分にする極意
  2. 1日5分で効果が出る! 16個の「心のエクササイズ」
  3. 三日坊主がなくなる! 7つの「続ける技術」
  4. 人生という修行の最終目標とは?
  5. 歩行禅の疑問を解消する「一問一答」
  6. 坐禅で「自分と向き合う」ための思考のヒント集

というようなものですが、

 

Amazonの購入者のコメントを見ても、

「心が洗われて、不安やイライラが減り、ネガティブな気持ちが消えました」
「猫背が改善して、腰痛も解消されました」
「うつが改善して、少しずつですが前向きに物事を考えられるようになっています」
「以前にくらべ、集中力がアップし、記憶力もよくなった気がします」

など、好評が寄せられています。

あなたも是非とも「歩くだけで不調が消える 歩行禅のすすめ」を読んで歩行禅をトライしてみることをおすすめします。

 


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心のエクササイズでうつ症状を改善

塩沼亮潤さんは、

日常のなかで実践する「心のエクササイズ」を提案しています。

 

ストレスを抱えずに、笑顔で仕事や物事をこなしていくためには、

自分の心をコントロールする技術が必要だ

としています。

自分の心をコントロールする技術、すなわちマインドコントロールです。

 

この、心のコントロールする技術を身につければ

ストレスを溜めることなく

ストレスに対応していくことができるようになるのです。

 

 

① 最初に自分を振り返る

ストレスを感じる原因は「対人関係」であることが多いと思います。

対人関係でイラッとすることがあると、

相手のことを責めたくなる

と思いますが、

相手を責める前に、

  • 自分の都合だけを考えていないか?
  • 自分の言動に問題はなかったか?
  • 相手に対する配慮は充分だったか?

ということを考えるべきなのだそうです。

 

私達はイラッとしたり、ムッとしたりすることに出会うと反射的にネガティブな気持ちに支配されてしまうのだそうです。

そこで、ネガティブな意識を切り替えることによって全ての苦から解放されるというのです。

 

 

② 心配事や不安なことをいつまでも考えない

不安や心配という心の動きは自分の外側からもたらされることに対する反応だそうです。

外的な環境はいつでも自分の思い通りにいくものではないので、

自分の思い通りにならないことを思い通りにしたいと思う気持ちを捨てること

だというのです。

 

上に述べた、

  • イライラする
  • ムカつく

というようなことを反復して考えれば考えるほど、ネガティブな気持ちが深くなっていくのです。

 

 

目の前の出来事に一喜一憂せず、

困った事や苦しいことを「しかたがない、、」と、あるがままに受けいれることなのだそうです。

  • 心配なこと
  • 不安なこと

をいつまでもクヨクヨと悩むことを止め、

明るいことや楽しいことに目を向けることが幸せへの道だというのです。

 

 

③ ポジティブな言葉を使う

ストレスを溜めてしまう人の思考はネガティブ思考だといわれます。

塩沼亮潤さんは、

ネガティブな言葉は人生をマイナスの方向にひっぱる呪文のように心のなかに堆積し幸せから一歩遠ざけてしまう

と述べていますが、

 

ネガティブな言葉とは、

  • 嫌い
  • 嫌だ
  • できない

という「否定的な言葉」や、

  • でも
  • だって
  • どうせ

といった「言い訳の言葉」や、

  • むかつく
  • ウザい

などの「攻撃的な言葉」だそうです。

 

それに反して、

ポジティブな言葉
とは、

ありがとう」という感謝の言葉がその代表だそうです。

そして、

はい」という返事は相手に肯定と敬意を表わし

  • 楽しい
  • 幸せ
  • いいね
  • おいしいね
  • すてきだね

という幸福感を表す言葉や、

  • お疲れさま
  • 無理しないで

という言葉も慈愛がこもったポジティブな言葉だそうです。

 

言葉には大きなエネルギーがあり、

ポジティブな言葉を使うことによってポジティブで明るい現実を作り出すことができるというのです。

あなたも、今日から、

ネガティブな言葉を忘れ、ポジティブで明るい言葉を使ってみませんか?

ものごとをあるがままに受け入れることが大事なのです。

 


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