うつ病を克服した小川宏さんが死去

元NHK、そしてフジテレビのアナウンサーだった小川宏さんが亡くなりました

引退して長いので、若い人は知らないかも知れませんが、小川宏さんはかつての超大物アナウンサーでした。

うつ病を患い克服した小川宏さんがなくなりました

そして、有名なのは自分がうつ病だったことを告白したことです。

アナウンサーを引退してからは、うつ病をへの理解を求める講演会などをたびたび開いていました。

また、うつ病の体験記を出版したことでも有名になりました。

小川宏さんはどのようにしてうつ病を克服したのでしょうか?

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小川宏さんはうつ病を患った

小川宏さんは、 2016年11月29日に亡くなりました。

1926年4月17日生まれですから、90歳だったのですね。

 

小川宏さんは、引退して久しいので、若い人にはあまり知らないかも知れませんが、全国的な知名度をもつ超大物アナウンサーでした。

早稲田大学卒業後、NHKのアナウンサーとなり、1955年から当時の人気番組だった「ジェスチャー」の4代目司会者を10年務めています。

その後、フジテレビに移籍し、朝のワイドショー「小川宏ショー」の司会を1982年3月31日の番組終了まで17年間務め、放送回数は4,451回と、タモリの「笑っていいとも」に抜かれるまでギネス世界記録にも認定されていました。

その後も「オールスター家族対抗歌合戦」の司会などで活躍した。

小川宏さんはうつ病を患った

小川宏さんがうつ病を患っていたことは有名。

そして、自らのうつ病の体験を期した多くの著書もある。

  • 定年うつ」私はこうして乗り越えた : 講談社、2004年
  • 夫はうつ、妻はがん―夫婦で苦境を踏み越えて : 清流出版、2006年
  • 私の「うつ病」体験記  : PHP研究所、2008年

 

小川宏さんがうつ病を患っていたことを「徹子の部屋」で打ち明けたことは大きな反響を呼んだ。

小川宏さんは次のように語っている。

テレビ番組「徹子の部屋」に出演した際、ほんの2分程度だったがうつ病について初めて語った。

自殺を図ったことを口にしたところ、「黒柳さんが手を握って涙を流しながら、『あなた、生きていてよかったわね』って語りかけてくれたんです」。

放送直後から自宅にはうつ病患者や家族らから電話や手紙が殺到。以来、「少しでもうつで悩む皆さんの役に立てれば」と自らの体験を積極的に語るようになった。

というのです。

小川宏のうつ病の経緯は、

私の「うつ病」体験記  病んでわかった家族の絆・夫婦の愛

うつ病を患い克服した元アナウンサーの小川宏さんが死去

に詳しく書かれている。

放送終了後の凄まじい数の問い合わせの大半は

  • 既に治療を受けている人
  • 治療を受けている人の家族

からだったそうで、治療を受けていても自分の病気を理解しきれていない人、周囲の偏見で悩んでいる人、の多さに驚かれ、

その後、

ひとりでも多くの人にこの病気のことを正しく理解してもらおうと講演や執筆活動をはじめと語っています。


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小川宏さんはうつ病を克服した

小川宏さんはうつ病を患い、克服したのですが、

その詳細は自著である、

私の「うつ病」体験記 病んでわかった家族の絆・夫婦の愛

に詳しく書かれています。

しかし、2008年にPHP出版からだされたこの本は、すでに品切れ。

重版の予定は分かりません。

Amazonで中古品は、なんと、¥ 8,901 より 1 中古品の出品です。

Kindle版だとありようですが、、、。

 

小川宏さんはどうしてうつ病になったのか?

小川宏はどのようにしてうつ病を克服したのか?

 

知りたいですよね、、、。

いろいろ調べたところ、

一般社団法人日本うつ病センター(JDC)の「UTU-NET「うつをこえて」ホームページ」に、

小川宏さんのうつ病体験記

が掲載されています。

くわしく見る ⇒ http://www.utu-net.com/index.html

小川 宏さんのほか、 藤臣 柊子さん、 竹脇 無我さん、倉嶋 厚さん、 音無 美紀子さんも体験談を載せています。

元アナウンサーの小川宏さんが死去しましたがうつ病を患い克服したのです

  • とにかくだるい
  • 疲れる
  • 食欲がない
  • そして眠れない

そんな症状が続いて、うつ病だと診断されたそうです。

小川宏さんは、薬を飲み始めて7年間の闘病によってうつ病を克服されたのですが、

その約9年間のうつ病との関わりを語っています。

小川宏さんは風邪だと思っていた

小川宏のうつ病の初期症状は、

  • とにかくだるい
  • 疲れる
  • 食欲がない
  • そして眠れない

というもので、

最初は風邪だと思っていたそうです。

1991年の秋頃から、

お風呂に入るのおっくう、食欲もない。人に会うのもダルイということで、会合なども欠席していたそうです。

しかし、一向に良くなる気配がなく、友人の医院を受診したところ特に悪いところもなく、

神経科の先生を紹介しましょうと

いわれたのですが、仕事の忙しさにかまけて、そのままになっていたそうです。言われたまま、お互い忙しくて、のびのびになっていたんです。

1992年1月末には、奥さんに遺書をわたしたのだそうですが、奥さんは冗談として受け取らなかったそうですが、奥さんは気をつかって、さらりとながしてくれたらしいですね。

小川宏さんは、あれで騒がれていたら余計落ち込んでいたかも知れないと述べています。

小川さんは自殺未遂も

そして3月の中旬、早朝に目が覚め、

ふと理由もなく今日それを決行しようと思ってしまった

と、近くの踏み切りに出掛けたのです。

踏切のそばに1時間くらいたたずみ、いよいよ決行と思ったときに、

「自殺は愚かものの行為なり」という山谷親平さんの言葉が頭をよぎり、

奥さんや子供たちの顔が目に浮かび、かろうじて思いとどまったというのです。

 

小川宏さんのうつ病の原因はストレス

小川宏さんは、自身ではストレスをためてない方だと思っておりうつ病にかかるはずがないと思っていたそうですが、

うつ病の原因は精神的ストレスだったといます。

NHKを退職したフジテレビのアナウンサーを務めたのですが、NHKスペシャル退職後はフリーとなって、自身のプロダクションを立ち上げました。

プロダクションの経理は身内に任せていたのですが、9,000万円もの使い込みが発覚します。

小川宏さんにとっては、失ったお金だけではなく、信用していた身内に裏切られたということがかなりこたえたのだそうです、、、。

また、妻にも嫁にもかなりの負担と迷惑をかけたという自責の念も大きく、

うつ病の原因は、大きな精神的なストレスを抱えたことによるものだったのです。

小川宏さんは初老期進行性うつ病

自殺未遂後に小川宏さんは即刻、日本医大病院を受診。

病名は、

初老期進行性うつ病

で、軽くはないということで、即刻入院。

その日から3ヵ月の入院生活を送ることになります。

 

入院中にNHK時代の親友の1通の手紙に励まされたといいます。

その手紙には、

自分も10数年前に重いうつ病にかかった
たぶん今の時期が一番つらいだろう
あと一息でそれが幸せに変わるから頑張れ

と書かれてあったそうで、辛 → 幸 の文字に励まされたと述べています。

ちょうどその頃は入院1ヵ月で、入院前よりも悪くなったように感じており、医者からは、これは治る過程の通 過点といわれていたものの、不安な時期だったのだそうです。

うつ病は必ず治る

最後に、小川宏さんはこのように記しています。

“うつ病かも…”と思ったら、迷わず恐れず、精神科、心療内科といった専門医に診てもらうこと。

病院で診てもらい、治療を受け、薬を飲む。大切なのは、治そうと言う気持ちはもたないこと。

この病気は気力で治るのではなく薬で治すんだからと割り切って、とにかくよく眠り、ゆっくり気長に付き合っていれば、必ず治ります。

一般的に、薬にはできるだけ頼るなというのはありますが、この病気に関しては薬だと、僕は思っています。

今は抗うつ剤にしても睡眠剤にしてもほとんど副作用のない、いい薬が開発されているので、薬の力を借りて良くなった方がいいんです。

いかがでしたでしょうか?

 

うつ病は治る病気です。

必ず薬からもうつ病からも離脱できるのです

小川宏の言葉を信じて進んでください。

 

一般社団法人日本うつ病センター(JDC)の「UTU-NET「うつをこえて」ホームページ」には、

小川 宏さんのほか、 藤臣 柊子さん、 竹脇 無我さん、倉嶋 厚さん、 音無 美紀子さんも体験談を載せています。

くわしく見る ⇒ http://www.utu-net.com/index.html


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