うつ病になりやすい職業ベスト5とは

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた医学博士の けんぞう です。

今日も科学的根拠に基づいた精神疾患関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

うつ病になりやすい職業ってあるのでしょうか?

うつ病の経験が有るは避けた方が良い職業ってあるのでしょうか?

うつ病が心配なら止めた方が良い職業ってあるのでしょうか?

心配ですよね、、、

アメリカと日本におけるうつ病が多い職業を調べてみました。

うつ病になる人が多い職業があることは事実ですが人生は1回限りです

  • 自分を磨くこと
  • 達観すること
  • 価値観をもつこと

でうつ病は防ぐことができるのです。

自分のやりたい職業を選んでください。

 

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うつ病になりやすい職業ベスト5:アメリカ

WooRisによると、アメリカにおけるうつ病になりやすい職業のベスト5は、

  1. 介護職
  2. 飲食店スタッフ
  3. ソウシャルワーカー
  4. 医療関係者
  5. 芸術家

だそうです。

 

介護職

アメリカの調査では、介護を職業としている人の約11%がうつ病の問題を抱えているそうです。

日本でも、薄給、過酷、など問題になる介護職ですが、アメリカにおいても介護職は問題が多い職業のようです。

介護士による患者のイジメなどが問題になりますが、認知症の患者では意思疎通が難しい、高齢者では我が儘が多かったり感謝の気持ちが少ないなど、介護職では誠心誠意尽くしても報われることが少ないため、ストレスも多いのです。

 

飲食店従業員

数年前、日本でも日本でも飲食店の従業員の過労死が社会問題となり、大手会社のブラックが表面化したことがあります。

飲食店ではサービス第一主義のため、お客さん優先で、注文を受けたり、料理を運んだり、時にはお客の横暴なふるまいや苦情にも絶えなければなりませんし、厨房とマネージャーとの板挟みにもなり、肉体的にも精神的にも疲弊してしまうのです。

 

ソーシャルワーカー

ソーシャルワーカーは、経済的、肉体的など生活において様々な問題を抱えた人の相談に乗りサポートする仕事ですが、介護職と同様に、努力しても相談者の希望が100%かなうことは希であり、報われることが少ない職業で、うつ病のリスクが高いといわれています。

 

医療関係職

医師や看護師などの医療機関従事者はうつ病になりやすいようです。

看護師も医師も生命を預かる仕事であることから精神的負担が大きく、さらに、特に看護師は長時間労働に加えて夜勤も多く、ストレスや不規則な生活でうつ病になりやすい職業なのです。

また、医師では自殺率が高いといわれています。

 

芸術家

作家、画家、音楽家などの芸術家などは一見華やに見えるのですが、実は孤独で過酷な仕事です。

クリエイティブな仕事というものは、一度行き詰まってしまうと非常に苦しいもので、天才と言われながら自殺に至った芸術家は数多いのです。

さらに、名声や富を得ることに成功する芸術家はもんの一握りで、芸術家のタマゴである大部分の人は収入も不安定で、生活も不規則なことからうつ病に陥る人も多いのです。

 


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うつ病になりやすい職業:日本

国内における、うつ病が多い職業とはどんな職業でしょうか?。

公の期間によるランキングのようなものは見当たりませんでしたが、一般に精神的な疾患で休職者が多いと耳にする職業としては、

  • 公務員
  • 教師
  • 看護師
  • SEやプログラマー

などが挙げられるのではないでしょうか。

 

公務員

特に昨今、耳にするのは公務員における精神疾患による休職者です。

公務員の統計では、

  • 国家公務員 : 約1%
  • 地方公務員 : 約1%

が、主にうつ病などの精神的疾患により休職しているといわれています。

 

一般企業における個別のうつ病患者数などはもちろん公表されていませんが、

民間企業では、うつ病による休職者数が、公務員並みの1%程度であればその企業の人事担当は優秀だと見なされるという暗黙の了解があるそうです。

 

学校教員

公務員に次いでうつ病が多いとされるのは、学校の教員で、特に、小学校や中学校の新人教員にうつ病が多いといわれています。

かつては聖職と言われた教員ですが、最近では、

  • 子供の多様化
  • やモンスター・ペアレント

などにより、精神を病んでしまう教員が多いのです。

特に、モンスター・ペアレントといわれる常軌を逸した保護者の影響は大きく、生徒への教育ではなく、教育ママへの対応でつぶされてしまう新人教師が多いのです。

 

SE(システム・エンジニア)

IT企業にうつ病が多いのは、1ヵ月に100時間はおろか200時間にも及ぶ残業が大きな原因になっています。

一般企業では公務員並に、うつ病による休職者が1%であれば良しとされるようですが、SEのIT企業なら3%台だといわれています。

特に問題なのが、SE派遣業で、IT系ブラック企業”呼ばれている会社も多く、基本給が低い、残業代が支給されない、など過酷な労働を強いられる場合も多いようです。

 

 

うつ病が多い職業があることは事実です。

しかし、ほとんどの職業においてうつ病にかかる人がいるのです。

うつ病の原因には、

  1. ノルマ
  2. 期限
  3. 人間関係

などが関係していますが、これらの要因は全て職種で関わっているのです。

 

うつ病にならないようにするには、仕事を選ぶことが重要なことではなく、

  1. 自分を磨くこと
  2. 達観すること
  3. 価値観をもつこと

が重要なのです。

 

厚労省の、平成25年「労働安全衛生調査」でも、

メンタルヘルスケアに取り組んでいる事業所」の割合は60.7%と、前年の平成24年より13.5%も上昇し、

さらに、

現在の仕事や職業生活に関することで強い不安、悩み、ストレスになっていると感じる事柄がある労働者は52.3%と、前年より8.6%も減少しています。

 

うつ病になる人が多い職業があることは事実ですが、

  1. 自分を磨くこと
  2. 達観すること
  3. 価値観をもつこと

で防ぐことができるのです。

一度だけの人生、自分のやりたい職業に挑戦してください。

 


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