若い人のジャンクフードの食べ過ぎはうつの原因

最近、若い人のうつ病が増えているといいます。

うつ病の原因には、

  • ストレス
  • 不眠

などが関与しているといわれているのですが、

若い人のうつ病には、

  • スマホなどの使いすぎ
  • サイバーイジメ

なども大きな影響を与えているといわれているのですが、

オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学の研究グループは、

若い人のうつ病はジャンクフードの食べ過ぎが原因だというのです。

 

 

ジャンクフードとは、

  • ファストフード
  • 炭酸飲料

などの高カロリーで栄養バランスがあまり良くない食品のことですが、

どすしてジャンクフードがうつ病の原因になるのでしょか?

 

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ジャンクフードの食べ過ぎはうつの原因

ジャンクフードとは英語では junk foodと書き、 ジャンクとは、がらくた、ゴミなどの意味です。

そして、ジャンクフードとは栄養価のバランスが非常に悪い調理済み食品のことを指します。

ジャンクフードは、高カロリー、高塩分、そしてビタミン、ミネラル、食物繊維があまり含まれない食べ物のことで、

  • ファーストフード
  • スナック菓子
  • コーラ

のような食べ物、飲み物のことです。

 

 

Mail Onlineは、世界で最も人気の高い、イギリスの大衆新聞サイトですが、

オーストラリアの、メルボルンのロイヤルメルボルン工科大学の研究グループは、

 

  • 最近若者のうつ病患者が急増している
  • 若者のうつ病の急増はネットでのイジメなどが原因ではないかといわれてきた
  • 若者のうつ病の急増の真の原因はジャンクフードが関与している

 

という、

最近の若者のうつ用の原因はジャンクフードの食べ過ぎだ

という論文を発表したのです。

 

Is junk food driving up teen depression? Soda and take-out meals cripple brain development leaving young people with anxiety, study claims.

・The rate of young people with depression has rocketed in the last few years

・Many are pointing to cyber-bullying and media as the reason for the spike

・But new research from Australia shows junk food is also to blame

 

詳しく読む ⇒ 原著論文

研究グループは、

ジャンクフードはドーパミンを増加させ脳の発達を阻害する

というのです。

 

ドーパミンは脳内で働く神経伝達物質の一つで、

  1. アドレナリン
  2. ドーパミン
  3. セロトニン

は、三大神経伝達物質ともいわれ、これらのバランスによって心身のバランスが保たれているのです。

 

この中で、

ドーパミンはハッピーホルモンといわれ快感や幸福感を感じる時に分泌され、ドーパミンはやる気や意欲を高めるのですが、

 

若者の脳はジャンクフードを摂ったときに快感を感じ

脳はジャンクフードをあたかもアルコールと混同してしまい、

ジャンクフードを摂ると脳は飲酒したときと同じような状態になるのだというのです。

 


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うつ病の予防には食事療法が有効

うつ病は精神的な疾患ですが、

最近は、

うつ病は生活習慣病だ

ともいわれているのです。

 

生活習慣病とは、

  • 高血圧
  • 高脂血症
  • 肥満
  • 糖尿病

などのことで、

  1. 食生活
  2. 運動
  3. 睡眠や生活リズム

などが原因で引き起こされることから生活習慣病と言われるのですが、

生活習慣病には特に肥満が大きく関与しています

 

うつ病についても、

生活習慣病はうつ病のリスクを約1.5倍に高める

ことも明らかになっています。

 

詳しく読む ⇒ うつ病の予防には食事療法が有効

 

 

今回ご紹介した研究グループも、

ジャンクフードは肥満を引き起こすだけでなく若者の脳にも悪影響を与える

と述べています。

 

食事内容のバランスが悪いと思春期の成長過程が損なわれ、脳神経の発達にも悪影響をおよぼして、

  • 食欲不振
  • 衝動的な行動

を引き起こす可能性があるというのです。

 

うつ病は生活習慣病

 

国立精神・神経医療研究センターの功刀医師は、

うつ病は生活習慣病の一つだとして、従来のうつ病の基本的治療法である

心身の休息、環境調整、心理療法、抗うつ薬の療法に加えて、

 

食生活など生活習慣の改善が治療効果に大きな影響を及ぼす

と述べています。

 

うつ病を改善するには

  1. 心身の休息
  2. 環境調整
  3. 心理療法
  4. 抗うつ薬
  5. 食生活など生活習慣の改善

 

詳しく読む ⇒ うつ病は生活習慣病

 

街中にはジャンクフードが溢れており、

ジャンクフードから逃れることは困難かもしれません。

 

ジャンクフードは中毒性もありなかなか断ち切ることは難しいことかもしれませんが、

うつ病から離れるには少しずつジャンクフードを少なくしてください。

 

そして、運動をすることです。

 

研究グループも、

ジャンクフードから完全に離れることが困難なら、

彼らを救うために良い方法は「運動をすること」

とコメントしています。

 

そして、できるだけ、

  • 野菜

など、

トリプトファンの多い食事が効果的なのです。

 

うつ状態が激しいときには抗うつ薬の服薬も必要ですが、

根本的に改善するためには食生活の改善も不可欠なのです。

 


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